シャッタの方式について

★ この記事では、カメラのシャッタの方式について分かりやすく説明することを
  目標としています。随時更新します。

◎ カメラのシャッタ方式

☆カメラのシャッターは、メカニカルシャッターと電子シャッターに分けることができます。これらの大きな違いは、名前からもわかるように物理的なシャッターか電子的なシャッターという点です。それぞれの特徴と種類について説明していきます。

◎ メカニカルシャッター

☆メカニカルシャッターとは、物理的に光を遮る遮光機構を開閉させてシャッターを切る方式のことです。

○ フォーカルプレーンシャッター

☆フォーカルプレーンシャッターとは、機械式の物理的な先幕と後幕が動作するメカニカルシャッターです。

メリット

メリット

  • ミラーショックによるブレが発生する。

ミラーショック

☆ミラーショックとは、ミラーが動いて素早く止まる時に発生する振動のことです。
この振動によってブレが発生します。低価格で軽いエントリー向けのカメラの方がブレやすいです。これは、軽い分ミラーショックも伝わりやすいためです。

○ レンズシャッター

☆レンズシャッターとは、

メリット

  • 小型化できる
  • 静音撮影ができる
  • 手ブレに強い

◎ 電子シャッター

☆電子シャッターとは、撮像素子を電子的に制御することにより、露光時間を調整する方式です。

○ グローバルシャッター

☆グローバルシャッターとは、撮像素子で全画素の同時露光ができる電子シャッターです。

動体撮影ではローリングシャッター現象の歪みがなく被写体が捉えられます。

メカシャッターで発生している動体歪みも抑えることができます。

メリット

  • 高速シャッターが可能
  • 静音撮影ができる
  • 動体ブレが発生しない
  • 電力消費少ないのでバッテリーの持ちがよくなる
  • ストロボ同調速度の制限がない

デメリット

  • シャッター音がしない

○ ローリングシャッター

☆ローリングシャッターとは、1~数ラインを1つのラインブロックにして、このラインブロック毎の露光を上から下に走査していく、電子シャッターです。

デメリット

  • ローリングシャッター歪み

ローリングシャッター歪み

ラインブロック内は同時タイミングですが、ラインブロック毎には時間差があり、それにより動体撮影で被写体が歪むローリングシャッター現象が起きる可能性があります。

◎ シャッター音について

☆シャッター音は魔法でなっているのではなく、機械の物理的な動きによって発生しています。そのため、電子シャッターの場合は、原理的にシャッター音がなりません。
ここでは、カメラごとのシャッター音について触れていきます。

○ 一眼レフの場合

一眼レフの場合、基本的には

  • シャッターが押下される
  • ミラーが上がる
  • シャッター幕が動く
  • ミラーが戻る

という動きをしてます。一眼レフにおけるシャッター音は、ミラーによってなる音と、シャッター幕が動く音となります。

○ ミラーレス一眼の場合

  • シャッターが押下される
  • シャッター幕が動く

という動きをします。ミラーレス一眼におけるシャッター音は、シャッター幕が動く音のみとなります。そのため、一眼レフに比べるとシャッター音は小さいです。

○ コンデジの場合

>画像という分野

画像という分野

画像に関連することを網羅していきます。

ぜひお時間がある方はのぞいてみてください。

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