マニピュレータ

◎ マニピュレータとは

☆マニピュレータとは、iostream で使用する入出力ストリームのフォーマットの制御を行うための識別子のことです。
マニピュレータを利用するには、iomanipをインクルードする必要があります。

マニピュレータの種類

○ 定義済みマニピュレータ

<< dec

10進数表記に変換します。

<< hex

16進数表記に変換します。

<< oct

8進数表記に変換します。

<< endl

復帰改行文字 (‘¥n’) を挿入して、ostream::flush() を呼び出します。

<< ends

NULL ( 0 ) 文字を挿入。 strstream 使用時に利用し ます。

<< flush

ostream::flush() を呼び出します。
バッファをフラッシュします。
フラッシュとは、書き込みバッファ内に残っているデータを出力・消去させる操作のことです。
これは、処理の速度を上げることができます。

>> ws

最初に空白以外の文字が見つかるまで、空白を読み飛ばします。

<< setbase(n)

n進数表記に変換します。

<< setw(n)

ios::width(n)を呼び出します。フィールド幅を n に設定します。

<< resetiosflags(i)

i のビットセットに従い、フラグのビットベクトルをクリアします。

<< setiosflags(i)

i のビットセットに従い、フラグのビットベクトルを設定します。

<< setfill(c)

埋め込み文字を c とします。

<< setprecision(n)

浮動小数点型データの精度を n 桁にします。