★ この記事では、レンズの解像力について分かりやすく説明することを
目標としてます。随時更新します。
目標としてます。随時更新します。
◎ レンズの解像力
☆レンズの解像力とは、どれだけ細かい線を像として識別できるかというものです。
単位としては、「/mm」「lp/mm」が使用されます。「lp」は「lines pair」の略で、1mmあたりどのくらい細かい白黒の線のペアが識別できるか示した数値です。つまり、この値が大きければ大きいほど、解像力が高いと言えます。
◎ 解像力の評価方法
☆解像力の評価方法には一般的に
- 強度レスポンス法
- 空間レスポンス法
があります。
○ 強度レスポンス法
☆強度レスポンス法とは、ストライプのチャートを、濃い濃度から薄い濃度に変化させた時にどこまで追従するか、と言う観点で評価する方法のことです。
○ 空間レスポンス法
☆空間レスポンス法とは、ストライプの周波数を高く(ストライプの幅を細かく)していった時にどこまで追従するか、と言う観点で評価する方法のことです。
◎ 評価環境
☆評価環境、つまり解像力を評価するチャートを用意する必要があります。
このチャートは
- 白と黒のコントラストが1:1000もしくは1:30
- 周波数は白と黒の感覚を√2もしくは2^1/3、2^1/4の等比数列
としているそうです。
一般的なカメラは、8bit濃度(256階調)ですが、1:1000と言うコントラストは10bit濃度(1024階調)と同じ、濃度階調を持つと言うことになります。
◎ 解像力の傾向
☆レンズの解像力は、知っての通り?中心部と周辺部では異なります。一般的には、中心部が解像力が高く、周辺部は中心部より解像力が低くなります。
これは、簡単に言うと中心部の方が周辺部に比べて、光が1点に集まりやすいからです()。また、口径食の影響も受けます。